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  コードギアス 反逆のルルーシュ 第22話 『血染めのユフィ』    2007.03.25
コードギアス 反逆のルルーシュ

行政特区「日本」の設立を宣言したユーフェミアの構想に惹かれる人は数知れず申請する者は20万人になるという。黒の騎士団の存在意義を奪われ、組織の団員も離反する者が相次いで支援の要だったキョウトさえも特区に協力する事になり事態は深刻なものになってきました。

確かにユーフェミアが作りだした箱庭の中で得られる偽りの平和に幸福を感じる日本人がいるのかもしれません。だけどそれは本当の幸福といえるものだろうか・・・?しかしその実態はイレヴンの反体制派と恭順派を仲違いにさせる分断政策なんですよね。この策略は二重にして三重の網を張り巡らせて罠を張っているから恐ろしいってもんです。さらに立案した本人がそれだけの効果があることを自覚してないというだけにより性質が悪い。

どうやらシャーリーはゼロの正体がルルーシュにだと完全に気付いている模様。あまり深入りするのはマズイと今回ばかりは立ち去って見逃してくれましたが、今後もゼロ絡みで独自に内偵を進めて何らかのアクションをするのは間違いなさそう。それはそうと扇よ・・・とうとうお前はヴィレッタを美味しく頂いてしまったのな。いくら何でも限度っていうものがあるでしょうに・・・この人はどれだけ全国にヴィレッタファンを敵に回せば気が済むんだか(笑)

コードギアス 反逆のルルーシュ

相変わらず目立つの大好きなゼロがガヴェインの肩に乗って記念式典にその姿を見せます。そして、二人で対談したいとユーフェミアに話を持ちかけるゼロ・・・。人を信じて疑うことを知らない彼女ならばこの提案を受け入れてくれるとルルーシュは踏んでいたのでしょう。

それを素直に受諾してしまうユーフェミアはお人好しというか緊張感を持たない天然娘というか・・・。でもそんな彼女から衝撃の一言が!なんとユーフェミアは行政特区の設立を提案した代わりに皇位継承権という肩書きを捨てたと言います。

それもナナリーのためだと・・・。

ユーフェミアの呆気を取られる衝撃的な言葉にルルーシュも戸惑いを隠せていませんでした。当初のルルーシュの目論見では、ユーフェミアに自分を撃たせて卑劣な不意打ちに遭ったと会場に集まった恭順派のイレヴンに既成事実を知らせることで暴動を起こさせる。そうすればいずれユーフェミアを支持する民衆の信頼はなくなり、死の淵を彷徨い奇跡の生還を成し遂げたゼロは人々が望んでいた救世主として称えられる・・・などの作戦を実行するつもりでした。

しかし、そういう手筈になる予定だったはずなのにユーフェミアの慈悲深いともいえる優しさと熱意に感化されて、「本当に大切な物は何一つ捨てず守りたかったものを守っただけ」という言葉にようやく観念したのかルルーシュは和解の道を取る事になります。

たったそれだけの事でここまでやられちゃ誰も言い返せるわけがありません・・・ルルーシュもナナリーと自分が安心して暮らせる世界を造る事が第一の目的であり、その理解者にようやく出会えて咎めるはずがないじゃないですか・・・しかし、この後の展開を誰が予想したでしょうか?

コードギアス 反逆のルルーシュ

ルルーシュの例え話で「日本人を殺せ」という言葉が引き金となってユーフェミアはイレブンの虐殺行為に走ってしまいます。気が付くとルルーシュの左目のギアスはマオと同様ON、OFFの切り替えが出来なくなっていた。そして、式典会場でユーフェミアが民衆へと放たれた一つの凶弾・・・これが惨劇の幕開けとなってしまいました・・・。

「日本人を名乗る皆さん、お願いがあります。死んでいただけないでしょうかー?
えーっと、自殺して欲しかったんですけど、駄目ですか?
じゃあ兵士の皆さん、皆殺しにしてください!虐殺です!」


ッッッッッッッッッッッッ!!!

望まない虐殺をギアスによって強要されるユーフェミアは微笑を浮かべながらイレブンの皆殺しをブリタニア軍に命令して文字通り阿鼻叫喚の地獄絵図と化した式典会場。

しかし、よくぞここまでの鬱展開を谷口監督は思いつくもんですね。平和主義者のお姫様が機関銃をぶっ放すなんて発想は常軌を逸していると思いますよ。おまけにサブタイトルの血染めのユフィとは自身を鮮血で染めるのではなく日本人の返り血だったとは・・・。この急行直下で風雲を告げるような勢いのある演出は深夜枠だからこそ許されるってもんです。そして、これだけの血の惨劇を生み出してしまった張本人であるルルーシュも後が引けない状況に引っ張り出だされて本当の意味で修羅の道を歩かされたって感じかな。ここから先は決して甘んじる事を許されない・・・そんなメッセージ性が見え隠れして伝わってくるような気がします。

コードギアス 反逆のルルーシュ

会場の惨劇はディートハルトのハッキングでTVに生中継される。 期待以上の成果をあげるゼロの策略に狂喜するデイートハルトとなんだか嬉しそうなラクシャータは腹黒すぎ。あなた達のような人間がいるから戦争はなくならないのですよ・・・ちょっとは自重してくださいませ(笑)

シュナイゼルも想像を遥かに超える史上空前の惨事に唖然するばかり。どうも彼は相手の考えを見極め先読みする能力に長けていても突然発生したイレギュラーにまで対応する能力が無いようです。もっともあの状況では尚更ですが・・・。

だけどこれでシュナイゼルは白か黒なのか判らなくなってきました。なんていたってあの虐殺行為に素で驚いていましたからね。もしかしたらそんなに悪人ではないのかも。

そして、帝国ではブリタニア皇帝がこれは愉快とばかりに大笑い。この人は全てを知っていそうですね。この男の目的とは一体・・・。日本人であるスザクもブリタニア軍に襲われるもなんとか会場から脱出してユフィが虐殺命令を下すはずがないと信じてランスロットで彼女を探すために出撃していきます。

今回の事件でイレブンとブリタニアの間に大きな溝が生まれて完全決裂してしまうのは自明でありますし、名誉ブリタニア人制度自体が破綻の危機に晒される可能性もあると思われます。同時にそれは日本人でもブリタニア人でもないスザクの存在意義を奪いかねない・・・。

そもそもスザクの今の地位はユフィがあってこその立場であって、ユーフェミアを敵と認識して抹殺命令を出したゼロの手によって殺されれば、スザクはせっかく自分の居場所を見つけたのにまた失うことになってしまうような・・・そんな予感がしてならないです。

これほどの要素が絡んでくるとなるとスタッフも容赦がありませんね。ユフィに残された僅かな生存確率までも徹底的に潰してくるほどですから・・・。

ルルーシュのギアスは存知の通り対象者が命令を完遂するまで半永久的に持続力を発揮します。ここまで事態が重くなってしまった以上はユフィを殺さない限り彼女を苦しめる呪縛から解放する手立てがないのかもしれませんね。あぁ、欝だ・・・。

次回は「せめて哀しみとともに」
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